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第65回さくら塾フォーラム
佐倉を学ぶ:『食と農』〜無線米の環境効果〜 講師:大石美奈子さん(消費生活アドバイザー)

 

皆さんは、無洗米をご存知ですか?
無洗米は、お米をとぐ手間をなくしたというのが一般的な認識ですが、実はとぎ汁による水質汚染を防ぐために開発されたお米でもあるのです。
今年は千葉県でも無洗米を推進していこうという動きもあり、水も節約できてCO2も削減できる、そんな「無洗米の環境効果」について、消費生活アドバイザーの大石美奈子さんにお話しをしていただきました。

【無洗米とは】
ヌカと胚芽がとれたものが精白米。
この状態ではまだ肌ヌカが残っているので、家庭でとぎ洗いをしてヌカ臭さをとっていました。無洗米は肌ヌカを工場でとることによって出来た、とがなくても良いお米です。
※ 肌ヌカとは、精白米の表面の残っている粘り気の強いヌカのこと。

【無洗米の作り方】
・ BG精米法(ヌカ式)
B→Bram(ヌカ) G→Grind(削る)
肌ヌカの粘着力を利用する方法。お米をステンレス製の筒状で撹拌し、筒の内壁に肌ヌカをくっつけはがし取ります。
・ タピオカ式
少量の水で米をぬらし、肌ヌカをタピオカにつけて取り除く方法。
お米と同量くらいのタピオカを使い、タピオカは何度かリサイクルする。
・ 水洗い式
肌ヌカを水で洗い落として乾燥させる方法。
お米に対して洗う水の量が少ないが、大量にとぎ汁がでるので、そのとぎ汁をどうするかが問題。
・ 研磨式(ブラシ式など)
ブラシや不織布などでお米の表面を擦って肌ヌカをとる方法。

【無洗米の基準】
現在、国としての統一した規格、基準がない為、下記のような厳しい規格・基準を全国無洗米協会で設け、申請された無洗米の製造工程や品質を検査し、合格したものに認証マークをつけています。
・ 洗わずとける(だくとり28ppm以下)
・ 安全に製造(無洗米基準)
・ 環境への負担を軽減(CO2/18.5g以下)
この全ての基準を満たしているものは、ヌカ式だけですが、品質が基準に合格しないものは、ヌカ式であっても認証されません。

【お米のとぎ汁と環境】
お米のとぎ汁を流すと環境汚染に・・
とぎ汁に含まれているリンや窒素は、下水処理場で処理をしても完全には取りきれず、これがプランクトンの好物であるエサになり、赤潮やアオコを引き起こします。

【CO2排出の削減】
574万世帯が無洗米を使うと1年で東京ドーム約7.6個分の節約となり、精白米を無洗米に変えると、ごはん茶碗一杯分で約1.4gのCO2の削減となります。


その他にも、無洗米を使うと・・
・ 無洗米は水の節約にもなる。(1年でペットボトル822本分の節約)
・ 肌ヌカは有機質の肥料になる。
・ 例えば5kg入りの無洗米を買うと、全て食べることができる。時間や水道代を含め考えると、精白米を5kg買うよりもお得です。

<事務局より>
『無洗米を食べたことが無い』という参加者の方が半数以上の中、今回は無洗米の試食会も用意され、炊き立てのお米を皆さんと一緒に美味しくいただきました。一消費者として、私もこれを機会に、無洗米を使ってみようと思いました。

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